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2003年5月24日 設立総会と設立記念イベントが開催されました!
太陽光発電所ネットワークのスタートとなる設立総会が、5月24日、東京都渋谷区の国連大学にて開催されました。「太陽光発電所ネットワーク(旧称:太陽光発電設置者連絡会)がどのような会としてスタートするのだろう。」そのような関心を寄せてくださった260名を越える方々がお集りくださいました。
第一号議案、第二号議案を 説明する都筑事務局長 |
プログラム:(プログラム詳細はこちら)
第1部 設立総会 13:05〜16:25
第2部 設立記念シンポジウム 16:40〜18:45
第3部 懇親会 19:00〜20:00
● 第1部 設立総会 13:05〜16:25
多くの質問や提案の声が上がり、当初の予定を1時間30分ほど延長、半日がかりの設立総会となりました。特に第3号議案の規約(案)に、ご意見、ご指摘をたくさんいただきました。総会での修正事項や検討事項をふまえて、これから規約を再検討していきます。(修正後の規約はこちら PDF:約32K)
(設立総会の議事録はこちら)
熱心に耳を傾ける参加者 | 活動の形態についても質問をいただきました。このネットワークは、NPO的な組織であり、最初は足元から堅実に基盤を固めていくという意味も込めて、関東エリアを拠点として活動を展開する方針を確認しました。また、自立的な運営を目ざして、寄付だけでなく会員の皆さんに3,000円の年会費を募るとともに、助成金なども申請していく予定です。
総会の締めくくりに、代表理事に承認された深海博明氏の挨拶(抄)
「総会の議論を早急に検討し、できるだけ早く皆様にはかりたい。もうひとつは予算にもあるように自立性が重要。自立は2つの意味。太陽光発電自体が経済的に改善されること、また会の輪が広がり会費その他の収入を得て寄付金への依存を変えていくこと。太陽光発電が広がり、コストが下がり、また会の輪が広がり自立化しながら、持続可能な社会を目指していくことを希望する。どうぞ、よろしくお願いします。」
新理事が誕生しました
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このネットワーク作りの準備を進めてきた発起人会の須田春海氏から閉会の挨拶(抄)
「これまで手続きを間違わぬよう、アンケートを繰り返し、地域で集会を開いてきた。19名の理事枠に発起人外の各地域からも追加で参加する事が良いと思い、理事会が強めの柔軟な規約を考えた。そんな規約はおかしいとのもっともな意見もあるが、修正されると新理事は次総会まで難しいという矛盾を抱えてやっている。私は他人の金は自立的にコントロールされず使う自信が無ければ使うべきでないという意見。自信があればどこからでも。何をやるか、自分達の組織と運動の意識を持つべきだ。そこでのトラブルが一番つまらない。むしろ皆様が主体でつくる。これからもよろしくお願いいたします。」
こうして参加者の活発な討議を経て、いよいよ、太陽光発電所ネットワークがスタートを切りました!
こんなに大勢の方が、各地からご参加くださいました! |
● 第2部 設立記念シンポジウム 16:40〜18:45
テーマ:「太陽光発電の普及とその可能性 〜太陽光発電所ネットワークに期待される役割〜」
基調講演
講演者: 太陽エネルギー研究のパイオニア、東京農工大学教授 黒川浩助氏
太陽エネルギー研究のパイオニア、 東京農工大学教授 黒川浩助氏が、 太陽光発電の可能性と このネットワークへの期待を 語ってくださいました | 太陽光エネルギー活用の可能性を、世界的な視野から中立的かつ客観的にお話くださいました。
2030年には世界エネルギー需要が2倍に高まっていくという現実、日本では太陽光発電の普及のスピードが衰えていない現状、また、太陽光発電は一人ひとりの選択と意思でもつことができる市民のエネルギーである、という基本点を話されました。この基本点から、太陽光発電所長たちがネットワークとなることで広がる可能性、たとえばメーカーや電力会社への交渉力となる可能性、PVコストが下がる可能性、自然エネルギー普及のインセンティブとなる仕掛け作りの働きかけをしてほしいという展望などを語られました。また、一緒に行動し仲間が増えて力をあわせていくことで、地域でエネルギー供給をしたり地域エネルギー会社を運営することも夢ではないと語られました。
太陽光発電の未来について、夢の広がるお話でした。
シンポジウム
太陽光発電の推進に様々な立場でかかわるパネリストたち | シンポジウムは、異なる立場で太陽光発電の推進にかかわるパネリストたちから、これまでの取り組みと、太陽光発電所ネットワークに期待する役割などをお話いただきました。各パネリストのコメントや会場からの質問を通して、太陽光発電所ネットワークがこれから取り組んでいくべき課題がかなり多面的かつ多角的であることが浮き彫りになりました。それらをひとつひとつ解きほぐしながら、さらに太陽光発電を普及して、社会全体の構造を変えていこうという趣旨で会がスタートしていくのだろうと、方向性が再確認されました。(第2部の具体的な議事録を、ただいま準備中です。)
● 第3部 懇親会 19:00〜20:00
各地から集まった太陽光発電所長たちが 親睦を深めました | 予想していたよりずっと多い、130人ほどが懇親会に参加されました。4月5日から5月11日まで9都県で行われた地域交流会では、ほとんどの会場でアルコール抜きの懇親会でしたが、今回はビールと有機の材料を使ったお料理が出されました。また、各地の地域交流会で司会などをされた方々が、各地の様子とご感想を話してくださいました。
最後に太陽光発電にちなんだクイズを行い、正解者にはこれまた太陽光発電にちなんだ景品が渡され、会場中盛り上がりました。
各地から参加された皆さま、おつかれさまでした。
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