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太陽光発電所ネットワーク 設立総会議事録 2003年5月24日(土)

会場: 国連大学 3F ウ・タント会議場

第1部 設立総会 13:04〜16:25 出席者260名


始めのあいさつ、議長選出
第1号議案 設立の背景と経過
第2号議案 平成15年度活動方針
第3号議案 規約案
第4号議案 平成15年度予算案
第5号議案 役員人事
代表理事のあいさつ、おわりのあいさつ


●まず、司会から太陽光発電所ネットワークと設立総会の趣旨が説明されました。

司会(是成): 規約にもある本会の目的、これを目指して発起人会では、地域交流会などを開催し準備を行ってきました。地域交流会も本日も、ボランティアによって準備運営がされました。ご協力を感謝します。

●次いで会場から議長を募ったところ、発起人会の高木さんが推薦され、承認されました。

議長(高木): 世界でも例を見ない太陽光発電のコミュニティを作る会を開会します。活発な意見をお願いします。最初に第1・2・3号議案を説明し、質疑の後、総会参加者に採択をお諮り致します。


●第1号議案 設立の背景と経過

都筑(発起人会事務局長): この設立総会のため2年以上の準備をしてきました。主人公は発電所長の皆さんです。将来的にNPOとして出発します。会の名称は太陽光発電所ネットワーク、略称PV−Net。

 会を立ち上げるにあたって、設置者と連絡を取るにも連絡先の直接入手はほぼ不可能なため、東京電力にアンケートを依頼し、エリア内の設置者2万件の内、連絡先を教えてもよいと6千の回答がありました。その方々に会のあり方のアンケートをとったところ、重点目的に社会貢献をあげた方が50%もいました。

 このアンケート結果を元に、発起人会で会のイメージについて討議を重ね、まとめてきました。また2月に約100名以上の参加でシンポジウムを行い、4月には地域交流会を開き意見を集めました。その意見をまとめると次の4項目になります。
1:会員資格は普及の為にも設置者だけでなく賛同者にも広げる。
2:各セクターとの関係で会の役割は、情報公開、普及啓発に向け中立的に情報を得て発信していくこと。
3:NPO的な収益事業として相談活動や情報発信を行う。
4:会費は3000円が自立運営の為にも妥当。これらを共有しました。

 総会の後、発起人会を解散しネットワークに引き継ぎます。また本日より、双方向でのやり取りが可能な新しいホームページが開かれ、データベースも構築されます。

●第1号議案については、次のような質問を受けました。


Q:  利益を上げる活動には具体的にはどんなことがあがっていますか。
A:  自立的な運営を目標にしており、保険、メンテナンス・グッズ販売、委託事業などの意見があります。

Q:  企業との協力関係とは例えばどんなものでしょう。
A:  会のあり方アンケートの中で、東京電力との関係について多かった意見は協力でした。会として寄付は歓迎しますが、自立的な活動方針で今後会員を増やし、公的資金、助成金を導入する他、事業収益を図り、更に自立的な運営へつなげていきます。


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●第2号議案 平成15年度活動方針

都筑(発起人会事務局長): 今年度の基本方針は、基盤整備に焦点をあてています。データベースの整備や、各地域の組織など、会の基礎を整備していき、個々との対話のできる団体を目指していきます。また、5つの委員会を作り、それぞれの中にワーキンググループを置いて会員の方にも参画・分担していただこうと思っています。

企画調査委員会: 会の運営や規約の点検と見直し。交流活動委員会: 各地の交流組織づくりと運営。関連団体との交流も受け持ちます。

普及広報委員会: ホームページや情報誌づくり、社会への働きかけ、相談活動など受け持ちます。

機器情報委員会: 機器のデータベースや、メンテナンス情報の蓄積、活用を行います。総務財政委員会 予算作成、3年から5年の中期計画を建てること。一般総務財政活動。

 組織は、総会がトップの決議機関としてあり、その下に理事会、各委員会、事務局があります。地域交流会は9都県ですが、今後は関東圏外をも想定しています。

●第2号議案の活動方針については、次のような質問や提案を受けました。


Q:  最新の技術の情報をぜひ提供してほしいのですが。
A:  最新の技術や政策情報をデータベースとして活用するなどをし、会員へメリットを提供していきます。また、これから設置したい方もフォローしていきます。

Q:  目指す姿は、NGO、それともNPOでしょうか。また収益事業はどんなものでしょう。
A:  NPO法の改正の動きが定まってから法人化を考えます。また、NPO法上の収益事業を想定しており、利益を追求する事業はやりません。(参考: NGOとNPOは事実上同じような公益的な民間組織を指しています。NGO(Non Governmental Organization)は国連用語から発生し、NPO(Non Profit Organization)は非営利を強調し、最近国内でNPO法人と関連して使われています。当ネットワークは、環境NGO・NPOです。)

Q:  関東中心に活動をされているようですが、他地域との関係はどうなるのでしょうか。
A:  最初の呼びかけ協力は東京電力だった経過で関東エリアがベースになっています。まずは足元の基盤から固め、今後ほかとの連携を取り、全国規模を目指すのが確実だと思っています。


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●第3号議案 規約

小林(発起人会規約ワーキンググループ): この規約は発起人会や公開発起人会、新宿御苑でのシンポジウムや地域交流会での議論の集大成になります。会の名称は太陽光発電所ネットワーク、略称PV-Net。当初は任意団体ですが、全体的に社会公益に貢献するNPO型の規約案にしました。

 正会員は系統連系をする設置者ですが、それ以外は準会員、援助したい方は賛助会員。準会員でも3名以上の推薦があり会の目的に貢献すると思われるときは正会員になることが可能です。

 3章の役員規定で理事を5名以上とし、今後、地域を代表して活動される方が理事になっていかれることを想定し、19名の枠を置きました。規定では正会員の内から理事会で選任、総会に報告し理事が誕生しますが、今日は設立総会なので規定によらず附則で決めさせてもらいます。

 総会は最高議決機関です。大きい会なので理事会に頑張っていただくことを前提に、総会では、毎年度の活動の基本方針を審議します。定足数は、今日の出席者が約200名で、発足後正会員数はもっと多くなると思い300名以上としました。

 この会が多数の情報を扱うため、9章で特別に情報管理と積極的公開について規則を定めています。

 年会費は正会員3000円、準会員もサービスは変わらないので同じ額です。

 また、会員を全国から受け入れた場合に関東以外の方へのサービスには現時点では不安があるため、事業実施能力に不足がある当分の間、関東外の方々からの入会の申し込みは、基本的には断りませんものの、サービスが不足するかもしれない点について御本人が納得した場合などに会員となる扱いを考えております。

 重要なことは、当初から大規模な組織として発足し、活発に活動するので、この規約がぴったり合うものか否かは、活動してみてすぐにもわかってくるということです。このため、今後2年内に規約改正案の検討をすることを特別に附則の8項で定めました。

●規約については次の修正点を確認しました。

・9条の1項に、「定款」とあるのは「規約」の誤記であるので訂正する。
・12条の理事選任手続きは、総会に「報告」ではおかしいので、総会で「承認」とする。

●また、次のような質疑が出されました。

Q: (名称) 略称の「PV」がわかりにくいです。また「ネットワーク」という名前は政治的な団体が使うので、旧称の方がいいのでは。
A:  「PV」は環境関係の技術者の間では一般的に使われている言葉です。「ネットワーク」の社会通念は政治団体ではありません。互いが連絡を取り合う団体として定着していけば、と思います。発起人会の長いプロセスの中で選ばれてきた名前です。

Q: (法人格) 各方面との交渉等は、当初は法人格を持たない任意団体として運営していくのですか。
A:  いったん法人格を取得しますと、名称住所変更等なかなか難しくなるので、少なくとも出発後1年間は任意団体でと考えています。会計がルーズにならぬように税理士、公認会計士等チェック機能を持たせています。

Q: (3条) 規約全体をここで合意するのは難しいとしても、せめて規約の目的の文章をわかりやすくしてここで合意するというのはどうでしょうか。
A:  NPO法の文章や、ほかのNPO法人の書き方、またほかの法文などを参考にまとめてみたものです。「やさしく」ということであればこれからの検討事項になると思います。

Q: (3条) 自然エネルギーでは範囲が広すぎるので、太陽光を中心とした自然エネルギーの方がよい。
A:  発起人会でも議論がありましたが、太陽熱も利用している設置者も多いため、将来広がりを考慮して、事業の目的範囲は広めに書いています。

Q: (4条) 1項の普及啓発は4項の下に来るべきでは。発電所長の集まりを重視した目的に。意識調査の中で多かった社会的貢献は、割合は多いのですが従で後になるようにしては。
A:  事業の順番は重要度ではなく、物事の順序に沿った言葉の流れから整理したものです。将来規約の改定時に重要度からといえば検討します。「もって」以下は究極の目的。順序は整理する必要は無いのでは。


Q: (5条) 会員資格についてですが、自宅マンションに設置できず、実家に設置しました。また、系統連系からの自立をしたいのですが、この場合、正会員の資格はないのでしょうか。
A:  5条の中で、準会員も正会員の3名の推薦で正会員になれる可能性をいれました。

Q: (22条) 総会定足数は、絶対数でなく「会員数の何分の1」とかの表現になるのでは。
A:  いろいろな規約例がありますが、初回は特別な会であるので多めに300名としました。過半数などのご意見があれば規約を見直し検討します。

Q: (22条) 評議員は技術的ご意見番とありますが、設置者の意見を代表できる人を入れるべきでは。
A:  評議員は会員の内外を問いません。チェック機構も含ませる時は会員にこだわるのも得策ではない。また、総会の選任で決まるので会員の利益を代表しない人は支持されないのではないでしょうか。

Q:  規約改正が2年では長いですし、総会費用も高いので、ネット投票で安上りに決を取っては。
小林:  多くのご質問は発起人会・公開発起人会・交流会でも議論がされてきたものです。総会で賛否を取ると意見が割れてしまうような、それぞれにもっともな御意見です。実際は活動してみなくてはわからない為、附則8を置き、2年以内の出来るだけ早い時期に規約改正を考えていきます。理事会で検討し更に会員の意見を頂きます。

 以上の質疑の後、参加者に採択を諮ったところ、拍手をもって承認された。


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●第4号議案 平成15年度予算案

加藤(発起人会予算ワーキンググループ): 当初の会員は、正会員千人、賛助会員10口、準会員100名を見込んでいます。寄付金収入として東京電力から50,000,000円、事業収入180,000円、助成金2,000,000円を見込んでいます。支出では、事務局経費33,200,000円、内訳は人件費、賃貸料、印刷費通信費等です。事業費19,900,000円の内訳は各委員会経費、調査費用、情報誌、ホームページ費などです。以上一年目収支は56,530,000円です。


Q:  会費に対して東電からの寄付金が多いのですが、どこの会だということにならないでしょうか。
Q:  毎年この規模の寄付があるのか心配です。寄付が少ない時に事業費が削られるのでは。
A:  1万の会員数で3千万の会費収入を得られます。NPOの収益事業の他、助成金などで自立できる組織を目指していきます。東電の寄付が引き続きうけられるように努力しますし、東電側からもそれなりの感触は得ています。情報発信など組織や事業の運営は事務局として最低限3名は必要でしょう。寄付も受けますが甘えぬ努力が必要です。

 以上の質疑の後、参加者に採択を諮ったところ、拍手をもって承認された。


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●第5号議案 役員人事

都筑(発起人会事務局長): 1期目は発起人会が責任を取るべきと思うのでご提案します。候補は次の14名です。飯田和子さんは川崎在住です。関沢ひろみさん大田区在住、大野喜久子さん相模原在住、高木史人さんは市川市在住です。加藤勝彦さん横浜市在住、都甲公子さん小平市在住、小林光さんは理事候補から抜けます。冨山恵子さんは欠席です。是成健司さん板橋区在住、樋口篤子さん町田市在住、末光正忠さん西東京市在住、深海博明さんは慶應義塾大学名誉教授です。須田春海さん全国地球温暖防止活動センター長、藤田高氏さんエネルギー・環境政策を考える会事務局長、それと私の自然エネルギー推進市民フォーラムをやっている都筑建です。宜しくお願いします。

 理事候補について採択を諮ったところ、拍手を持って採択された。

議長: 理事候補の承認を頂き重い責任を感じます。本日頂いた貴重な意見を理事会で検討していきます。

司会: 活発な審議ありがとうございました。新役員を代表して深海さんより挨拶頂きます。

深海: 役員候補承認頂き、先ほど臨時理事会で分担を決めました。私が代表理事を微力ながら務めさせて頂きます。副代表理事は高木さん、飯田さん、専務理事は都筑さん、監事を末光さん、冨山さんにお願いします。また評議員候補について、この5名を私どもから提案します。黒川浩助さん、鈴木基之さん、小林光さん、團彦太郎さん、藤井石根さん以上です。

 以上の役員および評議員について採択を諮ったところ、拍手をもって採択された。


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●代表理事のあいさつ、おわりのあいさつ

深海: 私が代表理事になり、規約等についての重要な意見や議論を頂きましたので、半年とか3ヶ月等出きるだけ早急に検討し、案を皆様に諮りたいと考えています。もう一つは予算でもありましたが自立性が重要です。自立は2つの意味で、太陽光発電自体が経済的に改善されること、また会の輪が広がり会費等の収入を得て寄付金への依存を変えていくこと。輪が広がり太陽光発電の利用が増え、コストが下がりメンバーの拡大が図られる2重の意味で持続可能な社会を目指していくことを希望します。どうぞ、よろしくお願いします。

司会: 最後に発起人代表の須田さんに終りの挨拶を頂きます。

須田: 学生運動の頃を懐かしく思い出しました。これまで手続きを間違わぬよう、アンケートを繰り返し地域で集会を開いてきました。19名の理事枠に発起人外からもどんどん追加する事が良いと思い、理事会が強めの柔軟な規約を考えてきました。そんな規約はおかしいとのもっともな意見でしたが、修正されると新理事は次総会まで難しいという矛盾を抱えながらやっていくことになります。私は寄付金は自立的に使う自信が無ければ使うべきでないという意見を持っています。自信があればどこからでも。大事なのは何をやるか、自分達の組織と運動を持つべきです。そこでのトラブルが一番つまらない。むしろ皆様が主体でこの会をつくっていきましょう。これからもよろしくお願いいたします。

司会:以上をもって総会を終了いたします。長時間のご審議ありがとうございました。

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