REPORT
映画『シェーナウの想い』 〜自然エネルギー社会をこどもたちに〜 上映会
10月3日、東京・神田神保町の専修大学で、映画『シェーナウの想い』上映会を開催しました。本イベントは専修大学社会科学研究所とPV-Netとの共催。この夏、PV-Netでは、専修大学の学生2名のインターンシップを受け入れたことから、本上映会もインターン業務の一環として、学生が中心となり企画を行いました。
映画『シェーナウの想い』は、ドイツ南西部の小さな街・シェーナウ市の住民グループが、チェルノブイリ原発事故をきっかけに、自然エネルギーの電力会社が誕生させるまでを追ったドキュメンタリー。日本人にとって決して他人事ではないテーマとあってか、平日の夜という日程にも関わらず、たくさんの人が駆けつけ
てくれました。
上映後のトークセッションでは、参加者同士による意見交換を行いました。とりわけ多かったのが、「日本でも自分たちで電力会社を立ち上げできないのか?」という質問。コーディネーター役を務めたPV-Net事務局長の都筑は、「地域で出資者を集め、市民参加型の発電所づくりから始めることが、エネルギーの自治を進める上での第1歩」と話し、全国各地で広がり始める市民共同発電所建設の動きについての紹介を行いました。
大学が会場だったため、先生の参加が多かったのもこの日の特徴です。政治学の先生に、急遽、ドイツの政治的背景について解説をしていただくなど、自由で闊達な雰囲気に、参加者から、「楽しかった」「勉強になった」という感想が聞かれました。
PV-Netでは今後もさまざまなイベントを行なっていきます。希望する催しなどがありましたらぜひともご意見をお寄せください。
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