2004年度総会を開催しました！


去る5月22日（土）に、太陽光発電所ネットワーク第２回総会が、日本青年館国際ホールにて開催されました。
　会場には132名が集まり、昨年同様、会員の熱気で満ちあふれていました。
ここでは、総会で承認された今年度の新しい取り組み・体制についてお伝えします。また、総会の後には一木修さんの講演「世界の太陽光発電」が行われました。

PV-Netの新しい取り組み・体制

■基本方針と重点項目
■新年度の委員会の役割

■基本方針と重点項目

　今年度のPV-Netの基本方針は「活動基礎整備を引き続き行うとともに組織拡充を行い、次の活動展開に繋いで行く」を掲げ、以下の３つの重点項目を設定しました。

１）太陽光発電全体の実態把握を通して、普及促進および会員の実利的メリットの実現をめざす。
２）PV-Netの物心両面での自立化と基盤固めを、地域の諸組織との連携や全体との調和の中で行う。
３）会員の拡大と会員構成の多様化を進める。

　なお、重点項目の具体的な内容をまとめると、以下のようになります。

１）太陽光発電全体の実態把握を通して、太陽光発電の普及促進および会員の実利的メリットの実現をめざす。

1　PVに関わる制度・技術情報、関連団体、業界の把握と資料づくり
2　設置者だけにとどまらず未設置者にもＰＶの意義説明と普及
3　保険制度新設やメンテナンス対応の検討
4　独自データに基づいた活動：PV健康診断の充実、トラブル対応を軸とした相談窓口づくり
5　売電単価やグリーン電力証書価値などの制度改善に向けた調査

２）PV-Netの物心両面での自立化と基盤固めを、地域の諸組織との連携や全体との調和の中で行う。

1　先行的な実践･収益事業の準備
2　会員の顔の見える交流と連携を図る
3　自治体・教育委員会、地域の他団体等との持続的連携に向けた実績づくり
4　諸機関の有機的な連携と効果的な活動展開、地域交流会の自立化
5　法人化を含めた中長期活動計画の作成・見直し

３）会員の拡大と会員構成の多様化を進める。

1　関東圏外も含む会員拡大
2　家族会員他、会員制度の検討
3　家族ぐるみ、子供たち向け他各種イベントの実施
4　PV−Netの活動内容を外へ発信・提言、広報ツールの充実
5　国内や国際的な交流・情報発信

プロジェクト（案）：委員会間・地域交流会間等で、横断的に連携し実施

・中長期活動計画の作成
・愛知万博
・PV健康診断の充実
・保険事業の確立に向けた準備
・関東圏外の組織化
・12月全体イベント(2004.12）
・その他

■新年度の委員会の役割

上記活動を実施するために、委員会の再編を行いました。
2003年度活動していた5委員会を7委員会にし、各委員会の役割を今まで以上に明確にしました。

図　委員会再編について

　新しい委員会の役割と活動は、以下のようになります。

1．事業化検討委員会（旧：企画調査委員会）

　PV-Netの自立化に向けた準備や基礎となる活動の検討・提案を行います。また、PV-Netならではの特色ある先行的な収益事業について、実現可能性を含めて検討・提案します。
　今年度は、相談室、保険制度・メンテナンスの仕組み作りの検討を行います。

2．調査委員会（旧：企画調査委員会）

　PVを取り巻く社会環境などを把握し、PV-Netの活動に役立てるとともに、社会へ向けて発信します。また、PV-Net全体に関わるテーマについて、情報収集と整備を行います。
　今年度は中長期方針作り、PV-Netの自立に必要な情報収集を重点的に行います。

3．組織交流委員会（旧：交流活動委員会）

　会員拡大のための活動に取り組みます。今年度は、地域事務局の育成、PV-Net全体の情報共有を重点的に取り組みます。

4．渉外委員会（旧：交流活動委員会）

　電力会社、関係官庁などとの関係作りと情報交換を行います。また、各地域・委員会の情報交換と対外交流についての調整を行います。

5．普及広報委員会

　会員への情報提供の充実、会員拡大に向けた活動に取り組みます。
　昨年度に引き続き会報の発行などの情報提供に努めるほか、ロゴマークの作成、各地域での講座開催の支援などを行います。

6．技術・対応委員会

　会員の機器・データに関するニーズを把握し、それに対処できる仕組みを構築します。具体的には、PV健康診断の運用・充実、トラブル相談室の試行、関連情報収集に取り組みます。

7．総務財政委員会

　地域交流会を主体とした組織運営の基盤作り、規約改正、中長期計画の作成に取り組みます。
今年度のPV-Netの活動は、7つの委員会と各地域交流会が連携して取り組みます。より充実した会になるよう、盛りだくさんの内容です。ご期待下さい。