東日本大震災は一挙に「日本沈没」と表現される状況を示しています。
生活のインフラ欠如は災害現地の生活に大きな障害として懸念され、
一刻もの人命救助と安心な生活の確保が求められています。
地産地消で分散型電源である太陽光発電(以下PV)があれば、
今だからこそ活用するべきです。
電力会社の系統が満足に動いていない地域がまだたくさんあります。
そんな地域の中だけでなく災害地の近接地で災害を逃れたPVが
あれば、それを活用することで安心を確保することができます。
災害時には電力会社の電力線から電気が来ないとPVは停止します。
しかし昼間、太陽が照っていれば(曇りでも構いません)PVシステムは自立運転機能を使うことによって、貴重な電力が取り出せます。
PVシステムには自立運転機能は必ず付いており、スウィッチを
切り替えることで1.5KWの交流電力が得られます。
家電の多くの製品が使えます。冷蔵庫も上手に使えば保冷も可能です。
東京電力が予定している停電対応の「輪番停電」の自己防衛にもなります。
NPO法人「太陽光発電所ネットワーク(PV-Net)」が編纂した自立運転機能の使い方を解説した小冊子
『停電・災害時の太陽光発電 自立運転コンセントの活用』を参照ください。
http://www.env.go.jp/earth/info/pv_pamph/full.pdf
※PV-Netのホームページからもリンクを貼っています。↓
http://www.greenenergy.jp/
災害現地等に知人や関係者がいる方にはこの使い方の事例を一刻も早く知らせてください。
PV設置された家庭の近隣の方々も協働して使えば電氣でないと動かないものが活用できます。
この自立運転機能はほとんどのPVに備わった機能ですが設置した人のうち9割以上が知らされていないか、知らないのが現状です。
知っていても使ったことのない人まで含めると99%の方々は活用する
ことに気が付いていないというのが現状です。
阪神淡路地震の時と比べてPVは格段に広く普及しています。
世界的にも日本は最も進んだ個人住宅PV普及国です。
面として地域に存在します。
せっかくの「市民の手にあるエネルギー」です。
原発や化石燃料に依存しない電気の活用はいざという時こそ活用し体感してください。
災害対策としてはPVだけでなく自然エネルギーの活用ができます。
温水を得る点では太陽熱温水器の活用も有効です。
煮炊きにはソーラクッカーの活用も有効です。
これら熱(水)を得るには機器がないできないというものではありません。工夫すれば災害現地でも自作できます。
災害時の自然エネルギーの活用事例は広く一般社会の参考になります。
活用された皆様はぜひPV-Netへ活用事例をご報告ください。
福島原子力発電所の状況も予断を許しませんが、こんな時こそ
皆で手を取り合って困難な状況を乗り越えていきましょう。
詳しくはPV-net事務局へ連絡ください。
PV-Netでは太陽光発電のグリーン電力証書発行事業を行っています。
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